株式会社ロピア( LOPIA CO.,LTD.)は、元々神奈川県藤沢市で精肉店としてスタートし、スーパーマーケットと精肉店の運営を手掛けるビジネスを展開しています。
日本版コストコと言われ、コストパフォーマンスに優れ、関東を拠点に全国に87店舗展開しています。
現在は、本社を神奈川県川崎市幸区に構えて、関東・関西地方を基盤にその活動範囲をまだまだ拡大しています。
ロピアはどんな特長のスーパーマーケットでしょうか?
それは、お惣菜やスイーツの開発と製造に焦点を当てた企業であることです。
お惣菜大賞で最優秀賞を受賞するなど、商品開発の能力が高いことが特長となっています。
そのロピアの気になる次の出店は、三重県桑名市星川となりました。
- ロピアの三重県進出、関東から関西への拡大戦略
- ロピア桑名店(仮称)開店予定:既存業者との競争が激化
- ロピアの地域展開、既にグローバルに進出
- ロピア、業績急拡大の要因とは? - 「日本版コストコ」との称号獲得
- ロピアのおすすめ商品一覧、価格と品質の両立
ロピアの三重県進出、関東から関西への拡大戦略
早ければ来年2月にも、新店舗が三重県桑名市星川の商業施設「星川ショッピングタウン サンシティ」に出店する予定です。
こうして地元勢と域外同業者との競争が激化する中、ロピアがその舞台を三重県に広げたことは、その事業領域を川崎市(神奈川県本社)から関東地方全体、そして関西地方にまで拡げたビジネスモデルの自然な成果と言えるでしょう。
特に同社が初めて中部地方に足を踏み入れた昨年以降、一気に勢いを増しており、 その成功が今後の三重進出にも大いに寄与していることは間違いありません。
こうした東海エリアへの展開は、ロピアの長期的な事業拡大戦略の一部であり、その戦略的な視点から見れば、三重県への進出は自然な進化とも言えるでしょう。
ロピア桑名店(仮称)開店予定:既存業者との競争が激化
ここ三重県、特に桑名市に新結成されるロピアの商圏は、スーパーマーケット業界にとっては過酷な競争の舞台となっています。
例えば、星川ショッピングタウン サンシティの半径400メートル圏内には、東京本社のパン・パシフィック・インターナショナルホールディングスの「MEGAドン・キホーテUNY星川店」が存在します。
更に、車でたった6分の距離にはマックスバリュ東海(浜松市本社)の「マックスバリュ桑名新西方店」やスーパーサンシ(鈴鹿市本社)の「スーパーサンシ桑名店」などが軒を連ねています。
このように、多くの既存業者たちがひしめく中で、ロピアはいかにしてその存在感を示そうとするのか。
その答えが、今回の桑名進出で明らかになるでしょう。
ただし、現時点では、ロピアの広報担当である電通PRコンサルティング社からの公式発表は、「出店は確定しているが、詳細は未定」というもので、出店の具体的な概要はまだ明らかにされていません。
ロピアの地域展開、既にグローバルに進出
実は、ロピアが未開の地を開拓しようとしているのは国内だけではありません。
そう、ロピアはすでに海外、具体的には台湾にも進出を果たしているのです。
その事実は、ロピアがただの地方スーパーではなく、世界を視野に入れたビジネスを展開しているということを示しています。
国内におけるロピアの店舗数は、2023年2月時点で87店舗に上り(9月時点)、またその業績も堅調で、グループの連結売上高は3401億円に達するなど、国内外で活躍する企業としての地歩を固めています。
ロピア、業績急拡大の要因とは? - 「日本版コストコ」との称号獲得
「日本版コストコ」と称されるロピアですが、その異名の通り、コストパフォーマンスの高さとバラエティ豊かな商品ラインナップは、消費者から高い支持を受けています。
大容量の食品や輸入食品を低価格で提供するビジネスモデルを標榜し、これまでに売上高3401億円(2023年2月期)という成績に結びつけたことは、そのビジネス戦略が成功した証左です。
本来は精肉業からスタートしたロピアは、その起源を活かし今もなお精肉部門に強みを持ちつつ、あらゆる食品を取り扱う包括的な食品スーパーに成長しました。
その多様な商品群と独自性のあるサービスが、これほどまでの急速な業績向上を生んだと言えるでしょう。
ロピアのおすすめ商品一覧、価格と品質の両立
最後に、ロピアが提供する一部の商品について触れてみたいと思います。
ロピアはお店でその日作られた新鮮なピザや、コスパ抜群のオリジナルスイーツなどを揃えています。
ロピアの手作りピザは、口コミでも「コスパが良い」「クオリティが高い」と評判で、500~900円台で購入可能な手軽さと、店内で手作りされて熱々のピザが提供される点が魅力となっています。
具体的には、「マルゲリータ」(950円、税込)、「クアトロフォルマッジ」(842円、税込)、そして「テリヤキチキンピザ」(626円、税込)など、ロピア自慢の品々を是非一度試してみてはいかがでしょうか。
どのピザも直径約25cmという大きさで、ひとりで食べても満足感が得られること間違いなしです。
以上、三重県への進出を前に新たな歴史を刻むロピアについて詳しく見てきました。
その進出と商品展開から見える「日本版コストコ」の真価を、ぜひ自身の目で確かめてみてはいかがでしょうか。